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■胸膜生検体験談■
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(97/10/26)投稿
いろいろと検査の経験のある現役の医師です。
肺結核の疑いで胸膜生検を行ったことがあります。
<胸膜ってなに?>
胸膜って何でしょう?胸で肺の入っている空間を胸腔といい、
胸腔を形作っている肋骨と筋肉を胸壁といいます。
その胸壁の内側と肺の表面にある薄い膜が胸膜です。
<胸膜生検はどんなときにする検査?>
肺結核の診断は痰や胃液に結核菌があることが証明できれば確実ですが、
結核菌が出ていない場合に胸膜の細胞を採取して結核に特徴的な変化が
あれば結核であると診断します。
そのほかに、胸膜の悪性腫瘍が疑われている場合や原因不明の胸水がある場合などで診断のために胸膜生検をすることがあります。
<胸膜生検の方法>
胸膜生検には2つの方法があります。
ひとつは胸壁に針を刺して胸膜の細胞を採取する方法です。
もうひとつは胸腔鏡というカメラを胸壁に穴をあけて差し込み、
肺の表面や胸壁の内側を観察しながら細胞を採取する方法です。
<検査前の絶食ってどうして?>
ほとんどの検査でもそうですが、胸膜生検でも検査直前の食事は禁止となります。
これは、検査のための薬や検査によって、万が一気分が悪くなり食べ物を吐くと、
吐いたものが肺に入ったり、吐いたために胃と食道の境目が切れて吐血を
するようになったりなどするからです。
<私の場合>
発熱と胸痛で入院し、肺結核の疑いで痰や胃液に結核菌がいないかどうか検査をしました。
結果は陰性でしたので、気管支鏡もしました(気管支鏡のページ参照)。
それでも、結核菌は見つからなかったため、胸膜生検をすることになりました。
検査直前の食事は当然のごとく禁食でした。
さて、検査の始まりですが、最初に安定剤や場合によっては鎮痛剤を注射します。
つぎに上半身裸になり、エコー(超音波)の機械で胸水の多い位置を確認します。
水が多い場所は針を刺したときに肺に傷がつきにくいからです。
胸水が大量の場合は打診のみでも胸水が十分確認できますので、
エコーを使わないこともあります。刺す場所が決まったら消毒をして麻酔薬を注射し、
麻酔が効いてきた時点で生検針という少し太めの針を刺し、
細胞が取れていれば終了です。検査は案外短時間ですみます。 |
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